【屋根リフォーム】防水塗装工事
【屋根リフォーム】防水塗装工事

屋根防水塗装工事は屋根のメンテナンス工事の中では最も一般的な屋根のリフォーム工事となります。

屋根のリフォーム工事をするときには、必ずと言っていいほど選択肢の一つとして提案されますので、屋根のリフォーム工事を検討する際には、屋根防水塗装工事の「知りたい」を解決してから施工を行うようにしましょう。

ここでは屋根リフォーム工事の中で最も一般的な屋根防水塗装工事の「知りたい」と思える情報をご紹介しています。

屋根防水塗装工事を検討している方はぜひご覧になってください。

屋根防水塗装工事とは

まずは、屋根防水塗装工事とは、どんな工事なのかをご紹介しましょう。

屋根の防水塗装こうじとは、既存の屋根瓦の上に防水の塗装をする工事になります。

主にスレート瓦と言われる薄くて軽い瓦に行う施工方法となり、見た目の改善という意味もありますが、主に防水幕を塗布して雨漏りを予防することが目的となります。

防水塗装工事は屋根のリフォーム工事の中では比較的工事金額が安く工期も短いリフォーム工事となりますので、屋根が傷んだ際には防水塗装工事を行う方が多いのですが、防水塗装工事のメリットとデメリットをきちんと把握した上で工事を選択してください。

中には、営業マンに言われるがまま防水塗装工事にしたなんて方もいますので、自分自身で判断できるようにしましょう。

それでは、屋根の防水塗装工事のメリットからご紹介します。

防水塗装工事のメリット

屋根の防水塗装工事には様々なメリットがあります。

早速、屋根防水塗装工事のメリットをご紹介します。

  • 工事金額が他の工事と比較すると安い
  • 他の工事と比較すると工期が短い

代表的なメリットは上記のようなものになります。

工事を検討する時にとても重要になる項目がメリットとなっています。

それでは、一つずつご紹介していきましょう。

工事金額が他の工事と比較して安い

屋根のリフォーム工事を検討する上で非常に重要になるのが、工事金額ですよね?

屋根の防水塗装工事は他の屋根のリフォーム工事と比較するとその工事金額が安いのです。

使用する塗料によっても金額と耐久性が変わってきますが、どの塗料を選んでも他の屋根リフォーム工事よりは工事金額が安くなるでしょう。

屋根防水塗装工事は使用する塗料によって耐久性が大きく違ってきます。そちらに関しても少しご紹介します。

屋根防水塗装工事の塗料の違い

屋根の防水塗装工事に使用される塗料の種類は代表的なもので3種類あります。

  • フッ素塗料
  • シリコン塗料
  • ウレタン塗料

上記の塗料が主に使用される塗料です。

それぞれの耐久年数はおおよそつぎのようになっています。

  • フッ素塗料:約20年前後
  • シリコン塗料:約10年前後
  • ウレタン塗料:約5〜7年

塗料の耐久年数は「フッ素塗料」と「シリコン塗料」を比べると倍くらい違いますが、工事の施工金額は倍も違いませんので、予算に余裕があればフッ素塗料を使用することをおすすめします。

屋根の防水塗装工事の施工金額は、足場費用や職人さんの人権費が多く塗料そのものの費用は全体の中では大きな割合を占めていませんので、工事費用と比例するようなことはないのです。

このように、他の屋根リフォーム工事と比較すると工事金額が安くなる屋根塗装工事ですが、工期が短いというメリットもあります。

工事の期間が短い

屋根の防水塗装工事は他の屋根リフォーム工事と比較すると短い傾向にあります。

工事の期間が短いことは、「屋根の被せ葺き工事」でもご紹介していますが、とてもメリットとなるのです。

住宅野まわりに仮設足場がかかっているストレスを感じる期間が少しでも短い方がいいに決まっていますからね。

工期が短いと言ってもある程度の期間は必要になります。

住宅の屋根の形状や面積によって必要となる期間は違いますので、一概にどのくらいかかるとは言えませんが、1週間以上は必要となるでしょう。天候によってはそれ以上の期間が必要となります。

「そんなにかかるの?」と思われた方もいるでしょう。

なぜそのくらいの期間が必要なのかを、屋根の防水塗装工事の施工手順でご紹介しましょう。

屋根の防水塗装工事の施工手順

屋根の防水塗装工事の一般的な施工の手順をご紹介します。

  1. 近隣への挨拶
  2. 仮設足場の設置
  3. 屋根高圧洗浄
  4. 下地材塗装
  5. 中塗り材塗装
  6. 仕上げ塗り塗装
  7. 細部の塗装
  8. 検査・確認
  9. 仮設足場の解体
  10. 近隣へのお礼の挨拶

一般的には上記のような施工手順で屋根防水塗装工事を行いなす。

それでは一つずつご説明します。

着工前の近隣住宅への挨拶

着工前の近隣住宅への挨拶回りは実は非常に重要なのです。

この挨拶回りをきちんとしないことによって、後々近隣トラブルに発展するケースもあるくらいです。

基本的には、施工業者の担当者がきちんと挨拶をすると思いますが、ご自身でも一度挨拶をした方がいいでしょう。

仮設足場の組み立て

屋根の塗装工事をするには仮設の足場を設置する必要があります。

職人さんが屋根まで安全に登るために必要となるので、家の周囲を取り囲むように設置をするのです。

基本的にはあなたの住宅の敷地内に設置するのですが、敷地の状況によっては、近隣の住宅の敷地に足場の一部を立てる必要がありますので、近隣の方への配慮も十分に必要になります。

その場合には、通常は施工業者の担当者さんが近隣の住宅の方にきちんと説明をして了承をもらってから足場の設置をするのですが、あなた自身でも一度、お礼の挨拶をした方がいいでしょう。挨拶をしないで後々トラブルになったなんてこともあります。

屋根の高圧洗浄

仮設足場の工事が完了すると、次は屋根の高圧洗浄になります。

屋根の高圧洗浄は専用の高圧洗浄機を使用して屋根の上のホコリやコケを綺麗に掃除する工程になります。

ホコリやコケが屋根の表面に残っていると次の工程の塗装下地塗りの塗料がきちんと密着しなくなるので、この工程は非常に重要な工程になります。

専用の高圧洗浄機を使用して屋根の表面の汚れをしっかりと落としていくのですが、この際に屋根のホコリや汚れが雨樋に流れてしまって、時には雨樋が詰まってしまうなんてこともあります。

また、もともと雨樋が詰まっているなんてこともありますので、屋根の高圧洗浄の際には雨樋も一緒に高圧洗浄をしてもらうようにした方がいいでしょう。

丁寧なリフォーム業者さんは、このようなことは言わなくてもやってくれるのですが、念のため一声かけるようにしましょう。

もし、他にも汚れていて気になる部分があったらこの機会に一緒に洗浄をしてもらっちゃいましょう。

玄関ポーチのタイルなどは本当に綺麗になりますよ。

下地材塗装

高圧洗浄が完了すると次は、下地材の塗装になります。

屋根防水塗装工事の下地材の塗装は非常に重要な工程になります。

次に塗装する中塗り材がきちんと密着するようにするために下地塗りのこの工程が重要なのです。

塗料がしっかりと屋根材に染み込むようにローラーをつかって丁寧に塗布していきます。

ご自身でもできれば足場に登ってしっかりと塗られているかを確認することをおすすめいたします。

ただし足場に登る際には十分に注意してください。

必ず現場の責任者に足場に登ってもいいかの許可を取ってヘルメットを被って登るようにしてください。

万が一のことがあっては、屋根のリフォーム工事どころではなくなってしまいますからね。

中塗り材塗装

屋根の下塗りが完了すると、次は中塗りの工程になります。

中塗りの工程は防水幕の膜厚を確保するためにも非常に重要な工程になり、屋根防水塗装工事では決して手を抜くことはできない工程です。

また、中塗りの工程は工事が完了してからではきちんと施工されていたのか?を確認することができない工程なのでご自身の目でもきちんと確認をしたい工程です。

丁寧な施工業者さんは、工事が完了してからでは確認することができない工程は写真を撮ってくれているので安心ができます。

もし写真を撮ってくれないような場合には、写真を撮ってもらいたいという事をきちんと伝えておきましょう。

中塗りが完了すると次は仕上げ塗の工程になります。

仕上げ塗

仕上げ塗は屋根防水塗装工事の最終段階の工程です。

見た目のきれいさはもちろんですが、防水幕をきちんと塗布するという重要な工程になります。

「塗むら」などがあると、太陽の光に反射して遠くからでも分かりますので「カッコ悪い」状態になりますし、きちんと防水性能が発揮されているか不安な部分もありますので、ご自身でもきちんと確認をしましょう。

屋根細部、板金塗装

屋根の全体の防水塗装が完了すると細部の塗装になります。

この細部の塗装は防水というよりも見た目の意匠的な部分をきれいにするという目的のほうが大きいです。

板金の塗装や破風板の塗装や場合によっては軒天上の塗装などをして見た目を綺麗にします。

コーキングが切れているような場合には一緒に補修をしてもらうようにしましょう。

検査・確認

ここまでくれば、屋根防水塗装工事もいよいよ最終段階です。

きちんと塗装がされているのか?やり直しが必要な部分はないのか?などを現場の監督または、営業の担当者とあなた自身で検査をします。

やり直しが必要な部分があったら、後日行う「ダメ直し」の作業できちんと補修をしてから完了となります。

検査は足場が設置されている状態でないときちんと細部まで確認することはできませんので、足場を解体する前の段階で行います。

足場を解体した後に足場の解体の際に外壁面などに傷をつけていないか?などの検査も行います。

仮説足場の解体

確認検査が完了して「ダメ直し」の作業が完了すると、仮設足場の解体の工程になります。

仮設足場の解体作業の際には、解体時に外壁に傷などをつけないように細心の注意を払って解体するのですが、時には外壁に傷が付くなんてこともあります。

そんな場合には、施工業者がきちんと傷を補修してくれるので安心してください。

近隣の住宅へのお礼の挨拶

仮設足場の解体が完了すると、屋根の防水塗装工事の工程は完了します。

残るは近隣住宅へのお礼の挨拶になります。施工中には何かと迷惑をかけることがあるので、近隣の住宅の方にきちんとお礼をするというのが、信頼のできる丁寧なリフォーム業者さんです。

丁寧な施工をを見ていた近隣の住宅の方は、このような姿を見て、自分の家のメンテナンスが必要な時にはそのリフォーム業者さんに依頼をするようになるでしょう。

お礼の挨拶回りをしないような業者はもしかしたら信頼できない業者なのかも?って思ってしまいますよね?

屋根防水塗装工事のまとめ

屋根の防水塗装工事は信頼のできるリフォーム会社に施工を依頼するというのが重要ですが、どんなに信頼ができる業者さんに依頼したとしてもチェックするべき部分はあなた自身の目で必ずチェック、確認するようにしましょう。

あなたの大切な資産でもある住宅を守ることができるのは、他の誰でもないあなたなのですから。